チュートリアル

人狼ゲームの初心者にとって、最初の数回のプレイは非常にハードルが高く、覚えることも多くてゲームを楽しむ間もなく終わってしまうことが殆どです。

本章では、筆者が初心者会で実践しているやり方をご紹介します。

チュートリアルは 5~6 名ずつのグループでプレイしてもらいます。襲撃1回を挟んで2日間で終わるので、練習にはちょうど良い長さです。

step1 人狼と村人のみ

ルールを説明したら、最初は人狼カード2枚と村人カードのみでプレイしてもらいます。時間は2分、1分。これでゲームのおおよその流れを把握してもらいます。

役職のない人狼ゲームなんて、と侮ることなかれ。会話からの推理こそ、このゲームの真髄です。まずはこれを体験してもらいましょう。

会話が停滞しているようなら、以下のような提案をしてみましょう。

  1. 勘を信じて仮投票をしてもらう。

  2. 誰が誰に投票したかを見て、人狼2名を推理してもらう。 (人狼はお互いに仲間を知っており、これが投票や議論に必ず影響を与えます)

step2 占い師を追加

人狼2枚、占い師、残りは村人にします。占いの指名の流れを知ってもらいます。人狼の一人には騙りに出てもらうように促しても良いでしょう。

おおよそ以下の流れになるかと思われます。

  1. 初日に占い師が名乗り出てその晩に襲撃される。

  2. 初日に占い師が潜伏し、2日目まで生き延びて判定を2つ言う。人狼はほぼ勝てません。

  3. 初日に占い師が潜伏し、2日目に名乗り出るも、人狼からも騙りが出てどっちが本物かわからなくなる。

プレイヤーがルールに慣れるまで何度か繰り返し、3のパターンが出てくるようになれば、人狼ゲームの基本的な流れは理解されているはずです。

step3 狂人と狩人を追加

人狼、狂人、占い師、狩人、残りが村人、という編成です。

占い師が初日に名乗り出て狩人の護衛を受ければ、人狼は窮地に立たされます。

また、人狼と狂人はお互いに相手を知らないので、狂人が人狼の役に立つのは簡単ではありません。

初日に狂人が占い師を騙るよう促し、本物の占い師と信用勝負をして、どちらかを狩人が護衛する、という基本パターンが体験できれば、このステップは完了です。

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